STAP細胞、IPs細胞、ES細胞とは、それらの違い

2017/01/30

STAP細胞は今どうなっていますか。

iPS細胞は?


一昔前は、メディアの話題を独占した細胞の話。いろんな細胞の話が報道されました。


京都大学の山中教授により開発されて2012年にノーベル賞が受賞されたiPS細胞、iPS細胞と同じくらい注目集めたSTAP細胞、STAP細胞の話題でニュースなどで取り上げられるようになったES細胞。

どれも再生医療の研究である事は間違いないが、それぞれの特徴や違いについて少なくても著者の私が正直さっぱりです。

病気や怪我の際、これらの細胞技術を活用すれば人が本来持つ自己修復力をいかして体の組織や臓器を再生できるようになる。

夢のような話ですが将来の医療には当たり前になるでしょうね。



では、iPS細胞、STAP細胞、ES細胞の特徴やそれぞれの違いについて調べた結果を簡単にまとめてみます。


iPS細胞

正式名称は「人工多能性幹細胞(じんこうたのうせいかんさいぼう)」です。英語ではInduced Puluripotent Stem cells。

iPS細胞は万能細胞とも呼ばれているもので京都大学の山中教授により開発されました。そして2012年に開発した山中教授がノーベル賞を受賞し日本中が誇りに思ったことは記憶に新しい。

人体は受精卵という1個の細胞が分化し続け、分化された細胞が協調し合うことで作られていきます。

iPS細胞は、人体の皮膚などからとった細胞に複数の種類のタンパク質を加える事で受精卵と同じ能力(分化や協調することで臓器を作る)を持つ人工的に作られた細胞です。iPS細胞を使って色んな臓器や人体の組織、細胞まで人工的に作られるようになる事が画期的な発明として大変注目集めています。

しかし、iPS細胞を作る時に使われるタンパク質の中に発ガン性のc-mycというタンパクも含まれるので細胞自体が癌化してしまうんじゃないか懸念されるところもあるようです。

STAP細胞

正式な名称は「刺激惹起性多能性獲得細胞(しげきじゃっきせいたのうせいかくとくさいぼう)」です。

英語では、Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency cell。

iPS細胞の癌化される可能性があるという弱点を解決するとして注目集めたのはSTAP細胞です。小保方研究員の論文により発表されたが残念ながら研究過程で不正が有ったとしてまだ研究結果自体が認められていない。

STAP細胞の存在は証明されていない状態です。作り方がiPS細胞と異なるが色んな細胞や臓器を作る万能細胞という面では同じものです。

今までは、細胞に遺伝子などを加えずに外的刺激(小保方氏の研究では細胞を弱酸性の液体に短時間つけるだけでSTAP細胞を作れたとした)を与えるのみで細胞の分化前の状態を作り出す事は不可能とされていたが小保方氏の発表により再生医療研究に大きな前進をもたらすと期待されましたが結果はご存知の通りまだ証明されていない。

ES細胞

正式名称は「胚性幹細胞(はいせいかんさいぼう)」です。英語では、Embryonic Stem cells。

ES細胞は、受精卵の胚(胚(はい)とは、受精卵が分裂され生物になる前の初期段階の個体をいう)に別の細胞核を入れて取り出した幹細胞に近い細胞のようです。

その問題点は他の人の細胞を使って臓器を作り出すので移植する患者に拒絶反応がある点のようです。


IPS細胞はこれからも熱いです。もっと熱くなると思います。

発見されてから10年目の今年から実用に向けて大きいな動きがあると思います。

ニュース楽しみです。

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