東京電力が9日、福島第一原子力発電所の高濃度汚染水をためるタンクを囲むせきの排水弁(はいすいべん)付近から水が漏れ出ているのを確認したと発表した。漏れでた水の量、放射濃度、その原因などを詳しく調べているという。今回は水漏れであり今までのせきの排水弁を開けたままにして汚染水が排水されていた、また雨水があふれ出ていたというケースと異なり始めて確認された現象だという。
度重なる汚染水の問題。国民にちゃんと正しい情報を伝えているのか心配ではあるが、報道の頻度が多く耳が慣れすぎて原発における認識度が薄くなっているのではないかが一番心配だ。この記事の目的は状況の深刻さを常に認識していくことの大事さを改めて伝える、そして自分なりに勉強し生活環境を把握した上で安心できる生活してほしいというところにあります。神経質になるのも良くないと思うが、神経質にならない為に現状を把握することがまず大事だと思う。普段私達は放射線を意識することはありません。というのは、毎日浴びている太陽光の中にも放射性物質が含まれている。
そもそも、シーベルトという単位は何を示すものなのか。ベクレルという単位もある。両方とも放射線の強さを示すがその違いは何なのか。
まずベクレル(Bq)ですが、放射性物質そのものが持つ放射能の強さを示す単位です。1ベクレルは1秒間に1個の原子が崩壊(ほうかい)されていることを示す。全てのものが原子という小さい部分から形作られており、その原子が崩壊れることで放射線が出る。テレビのニュースで放射能の強さが200ベクレルの水が計測されたと報道されれば、それは1秒間に200個の原子が崩壊される放射性物質であることを意味するわけだ。その数字が大きいほど放射能が強い放射性物質ということになる。次はシーベルト(Sv)。これは人体へ放射性物質がどれだけ影響を与えるかを示す単位です。日常生活で例えて言えば、テレビに顔を近づけてみるか、遠くから見るかの違いです。近くで見るとまぶしく感じ目がダメージを受ける。でも遠くから見るとまぶしさもなくなり、目がダメージを受けなくなる。この場合はテレビそのものから出る光をベクレルという単位で計測することになる。今まで放射能と言ったり、放射線と言ったり、放射性物質と言ったりしたがそれぞれについて簡単に説明しておきます。
放射能は放射性物質が放射線を発する能力のことをさしている。上のテレビの例えでいえば、テレビがどれだけ強い光を出すかを示す。放射線はテレビの例えで言えば、人の目にとどくテレビからの光をさす。放射性物質はテレビそのものをさしていることになる。
では、放射線はなぜ注意するべきか、放射能はなぜ危険なのか、どれ位危険なものなのか。人間の細胞は分裂されることによって古い細胞が新しい細胞に生まれ変わっていきその生命力を維持している。
しかし放射線を浴びる(被爆する)と放射線は細胞レベルで影響を与え、細胞の中に存在するDNAと科学反応を起こし遺伝子情報を傷つける恐れがあるので十分注意する必要がある。調べたところによれば、DNAは2つの物質から構成されており、その片方だけが損傷を受けると自分で修復できるが2つとも損傷を受けると修復が不可能になり細胞分裂ができなくなります。その細胞自体が死んだことになる。それが体の外側でおきれば皮膚がはがれ落ちたり、体の中でおきると臓器が機能しなくなったりする。特に内臓が被爆されれば放射能を止めることは難しく、放射能がなくなるまで被爆受け続けることになるので癌(ガン)の発生率が高くなるといわれている。
被爆量が1Svごとに癌の発生率が5%上がるというデータもあるようだ。細胞分裂が早い幼い子供や体の器官が形作られる妊娠初期には影響を受けやすいので特に注意が必要だ。
放射線の量と人体への影響を下記に示す。
しかし放射線を浴びる(被爆する)と放射線は細胞レベルで影響を与え、細胞の中に存在するDNAと科学反応を起こし遺伝子情報を傷つける恐れがあるので十分注意する必要がある。調べたところによれば、DNAは2つの物質から構成されており、その片方だけが損傷を受けると自分で修復できるが2つとも損傷を受けると修復が不可能になり細胞分裂ができなくなります。その細胞自体が死んだことになる。それが体の外側でおきれば皮膚がはがれ落ちたり、体の中でおきると臓器が機能しなくなったりする。特に内臓が被爆されれば放射能を止めることは難しく、放射能がなくなるまで被爆受け続けることになるので癌(ガン)の発生率が高くなるといわれている。
被爆量が1Svごとに癌の発生率が5%上がるというデータもあるようだ。細胞分裂が早い幼い子供や体の器官が形作られる妊娠初期には影響を受けやすいので特に注意が必要だ。
放射線の量と人体への影響を下記に示す。
- 0.1-0.3 mSv。胸のX線撮影。人体へ影響比較的少ないができるだけ避けたほうがいい。
- 1 mSv。放射線業務従事者が妊娠を知った時から出産までに浴びてよいとされる放射線量の上限。
- 2 mSv。放射線業務従事者が妊娠を知った時から出産までに腹部表面の放射線量の上限。
- 2.4 mSv。1年間に自然環境から受ける放射線量の世界平均値。
- 4 mSv。胃のX線撮影。体に感じられる影響は少ないができるだけ避けたほうがいい。
- 5 mSv。妊娠した可能性がある放射線業務従事者女性が3ヶ月間浴びてよいとされる放射線量の上限。
- 7-20 mSv。X線CTによる撮影。
- 100 mSv。放射線業務従事者(妊娠可能な女性を除く)が5年間に浴びてよいとされる放射線量の上限。
- 250-500 mSv。白血球やリンパ球の減少。生命力が落ち、病気になりやすくなる。
- 1000 mSv。急性放射線障害。吐き気、嘔吐(おうと)。
- 2000 mSv。出血、脱毛など。5%の人が死亡。
- 3000 mSv。50%の人が死亡。脱毛など。
- 4000 mSv。永久不妊。
- 5000 mSv。白内障。目の黒い部分が灰色に変色し、ものがかすんだり見える。
- 7000 mSv以上。99%の人が死亡。
画像はaskaboutfukushimanow.comより |
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