木、骨、石などで作った原始的な狩道具から金属製の刃物、そしてついに13世紀後半に中国で銃がはじめて登場する。
この出来事が狩や身を守る為の道具に過ぎなかったものを武器という意味で大きく変換されたのです。
そして、13世紀世界にその力を見せ付けていたモンゴル帝国に銃が渡ったことでその技術が中東へ伝授され、そこから銃が武器という意味で発展してきたという歴史背景があります。
その後のことは言うまでもありません。
大小戦争、争うごと。全て銃をはじめとする武器が登場する。しかも、一番大きい位置付けで。
銃を持ったものが争うごとに勝つとなり、その進化がさらに進んでしまった。
現在では普通の人の想像をはるかに超えるハイテックな武器も沢山作られ、残念ながら実際に使われているのです。
その中からいくつかを紹介しよう。
我々が作ってしまった兵器。その兵器が今自分たちを苦しめている。
1. 銃
全てがここから始まった。
最初は自分を守り、食料確保のために使われていたが次第にその恐ろしさを知った人間はさらに恐ろしいことに使いだしてしまったのです。
さらに、その威力に魅了されてしまい、争えこととなれば必ず登場する。そして、さらに状況を悪化させます。
最近世界的に批判を受けている無人航空爆撃機。最初は自分を守り、食料確保のために使われていたが次第にその恐ろしさを知った人間はさらに恐ろしいことに使いだしてしまったのです。
さらに、その威力に魅了されてしまい、争えこととなれば必ず登場する。そして、さらに状況を悪化させます。
2.ドローンズ(Drones)
操縦者がモニターを見ながら無線操縦を行い、攻撃する。味方を犠牲にしなという理由で主にアメリカ軍が使っているが民間人への攻撃が相次ぎ世界的に問題になっている。
また、モニタを見ながらゲーム感覚で行うので操縦者が人を殺しているという実感を持ちにくいという意見もある。
衛星回線を利用して地球の裏側からでも制御可能なものもあり、その技術能力の高さは明らか。
残念ながら、そのブラックサイドが大きい。
ゲーム感覚で人を殺す、しかも、何理由もなく一般住民も巻き込んで。ありえない誤ちです。
3.FBW(Fly-By-Wire)技術
航空機の操縦や飛行コントロールシステム。機械的な操縦系統の代りに電気的な系統を使用することで安定した操縦ができる。
また、全ての飛行コントロール部分に操縦を伝えるものが軽い電線に変わったので飛行機の重量を飛躍的に減らした。
これにより燃料コストを削減し、飛行速度も上がった。
民間機に採用されている技術だが、残念ながら戦闘機にも使われている。
4.潜水艦(Submarines)
海底探査や水中遊覧用など民間や科学調査目的で使われるが、敵に見えないで水中から攻撃する軍事的な用途が大きい。軍事目的で使われ、初めて攻撃に成功したのは、1864年2月、アメリカの南北戦争時と歴史データが残っている。
5.トマホーク・ミサイル(Tomahawk missiles)
軍事目的でアメリカで開発された。GPS受信機が搭載されているので、ターゲットを見つけピンポイントで攻撃する。
またジェットエンジンも搭載されているので時速900キロの速度で飛ぶことが可能。1991年、湾岸戦争で初めて使われる。
6.ステルス機(stealth aircraft)
Stealthという言葉は「こっそり」とか「隠れる」という意味を持つ。その意味通り、軍用機、軍艦、戦闘車などをレーダー等のセンサー類から探知され難くする軍事用開発された技術を採用した飛行機。
この技術を取り入れて開発された兵器をステルス性とも呼ぶ。世界第二次大戦時、ドイツで開発が始まった。
7.宇宙兵器(Space weapon)
これもかなり高度な技術を軍事目的で使っている例だ。敵とされる側の宇宙システムの破壊や宇宙からターゲットを攻撃する目的で開発された兵器。
衛星攻撃兵器とも呼ばれている。
冷戦時、アメリカとソ連そして中国がこの兵器開発に力を入れていた。
最近で言えば2007年、中国が衛星攻撃兵器の実験を行い当国の気象衛星を破壊し話題になっていた。
8.核兵器
何と言っても、核兵器は人類が発明してしまった最も恐ろしい兵器です。核分裂により放出されるエネルギーを利用して爆風、熱放射や放射線効果などの作用を破壊に用いる兵器。
世界第二次大戦時1939年、有名な秘密研究プログムManhatan Projectにより軍事目的で初めて開発された。
初の実験はトリニティ・テストという名を持ち、1945年6月16日メキシコで実行された。
そして、1945年8月、広島と長崎で落とされ沢山の人が犠牲になってしまった。
この最悪な出来事をきっかけに第二次戦争が終わったと言わることもあるが核兵器を持つことが武力の象徴とされる見方も生まれてしまった。
これは今まで述べた兵器と違って、人類をはじめ生命体の存亡にまで影響を及ぼす恐ろしいものなのです。
そして、最近再び話題に上がった科学兵器。やめてほしい心境です。
人は発明する、作る、発展させる。残念ながら破壊もしてしまう。
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