アップルの9:41の謎

2014/04/17

本題に入る前にまず見慣れたAppleの端末をじっくり見てください。ただ見るのではなく、統一性を探す目で見てください。ちなみにタイトルの英訳は「Apple's secret magic time」です。

懐かしいものから最新型の物まで幅広い製品があります。何か統一性を見つけましたか。本記事のタイトルにもヒントを出しているが、時計の部分をもう一回見てください。
なぜか時間が全部9時41分(一つだけ9時42分)になっていることに気づきます。偶然でしょうか。調べてみたらその理由は意外と簡単なところにあった。
Secret LABというスマートフォンアプリ開発スタジオの創設者の一人、Jon Manning氏が当時のAppleの上級副社長であったScott Forstallに直接聞いたことを載せたブログ記事によれば、9時41分は製品が初めて披露される時間帯だそうです。Appleの新製品発表会が9時に開始され、ちょうど40分後に製品の紹介が始まりスクリーンに目玉製品の画像が大きく映し出されることになっている。テレビやインターネットでその様子をみたことがある人もいると思います。その時、製品に表示されるタイムが観客の時計のタイムとずれないように調整したのが9時42分や9時41分だそうです。2007年にSteve Jobs氏により行われた初代iPhoneの発表は9時42分だった。そして、2010年に行われた第1世代iPadの発表からこの時刻が9時41分に変わったそうだ。
Jobs氏が亡くなった後、9時41分という時刻はシンボル的に使われるようになったようです。調べてみれば、去年のiPhone 5S、iPhone 5Cの発表時刻はUKの18時だったがスクリーンに表示された時刻は9:41だった。

上記を含め、Apple's secret magic timeというフレーズを自分なりに解釈すれば:
誰も知らない秘密の時刻(9時41分)。そして、それが時を止められる魔法の時刻だ 。