糖分は記憶力を低下させる!

2013/10/27

血糖値の上昇が記憶力低下につながる?!近年、日本の食生活の変化や社会的ストレスなどの影響で糖尿病になる人が残念ながら増えている。今回の記事は、糖尿病の原因でもある血糖値の上昇が記憶力を下げるという内容です。
医学のニューイングランドジャーナルに発表された研究結果によると体内のグルコース(血糖)の上昇が認知症を引き起こす原因となることがわかったそうだ。糖尿病ではない人にもこの傾向が見られるそうだ。
問題は血糖値レベルがどの程度に達したら認知症になるリスクが高くなるのか。今週、Neurologyジャーナルでこの答えになるような研究データが公表された。このデータによれば、血糖値の少々の上昇が50代から70代の人の記憶力に悪い影響を及ぼす可能性があるという。本研究は、血糖値が正常レベルの141人に対して15つの言葉を覚える時間を設け、どれだけ覚えているかを確認するものだった。実験結果から、血糖値が正常レベルである5%から糖尿病に近い状態である5.6%に上がった人がそうでない人に比べて覚えた言葉の数が少なくなることがわかった。影響はそんなに大きいものじゃないが確実にその傾向があるという。では、血糖値があがると脳に何がおきるのか。
ドイツベルリンのCharite 医学大学のAgnes Floel氏の研究によれば、血管の状態が記憶力に影響及ぼす可能性があるという。脳血管が血糖値の上昇でダメージを受け、それが血液と脳細胞への栄養の流れを減少させる為記憶力が低下すると説明した。
また、血糖値の上昇が記憶機能をコントロール脳内部分である海馬などの機能を低下させる可能性があるとも説明した。
その説明に裏付けるように、米Joslin糖尿病センタのGail Musen氏によれば、人は判断する時や記憶の中から情報を探し出す時に、海馬がグルコースを大量に必要とするという。
また最新の研究結果によれば、体内のグルコースの量が増加すると海馬へグルコースを運ぶ機能が混乱する為、海馬の正常処理能力が落ちることがわかっている。
一方、糖尿病のインスリン治療を受けている人に多く見られる血糖値が下がり、低血糖もある。
血糖値の減少や増加が多種の病気の原因になることがわかったが、でばどのようにして血糖値を正常レベルに保ち、病気を防ぐことができるのか。
毎日の食事に気をつけることは言うまでもありません。Floel氏が勧めているのは、食生活を改善することは一番大事なことで、鉄、ミネラル、ビタミン豊富の野菜、果物を中心とした食事をとる、肉の量をできるだけ減らすなど日々生活習慣の改善で血糖の変動を十分コントロール可能だという。
 また、Washington大学のPaul Crane氏によれば、定期的な運動が血液中の糖分の量を正常値内に保ててくれる、脳のいい健康状態にもつながると述べている。みんなが意識していることだと思うが、守るとなると忙しい日々の中どうして食生活が乱れたり運動不足になったりしがちです。
でも、この体は自分のもので守るのが自分だけです。病気はなってからではなく、なる前に防ぐのが一番いい。 忙しいだから病気になってもしょうがないということではありません。健康に対する意識のちょっとした変化が大事だと思います。肉より野菜、せめて魚、糖分たっぷりの飲料より純な水、ソファテレビではなく綺麗な空気と好きな音楽で公園散歩。 
選択する勇気とちょっと我慢が必要だけだと思います。簡単ではないがやるしかないのです。

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