今、このニュースでアメリカプロスポーツ界が騒いでいる。
米大リーグへの挑戦を表明していた楽天の田中投手(25歳)が外国人プレイヤとして最高額の7年総額1億5500万ドル(約161億円)でニューヨークヤンキースとの契約に合意したことをアメリカの各局が報じている。ダルビッシュ有投手が2011年オフにレンジャーズと6年6000万ドルの高額契約、松坂大輔投手が2006年オフにレッドソックスと6年5200万ドルの高額契約を結んだがそれらを大きく上回った。
話題の新ポスティングシステム(入札制度)で決められた、日本球団に支払う上限金額の2000万ドル(約21億円)を含めると1億7500万ドル(約182億円)になるので一人の野球選手としてすごい評価ですね。また、投手として米大リーグでも5番目の高額の契約になるので田中投手にどれだけ期待を寄せていることが分かる。上位4人は、ドジャースのクレイトン・カーショー投手(7年2億1500万ドル)、デトロイトのジャスティン・ヴァーランダー(1億8000万ドル)、シアトルのフェリックス・ヘルナンデス(1億7500万ドル) 、ヤンキースのカーステン・サバシア (1億6100万ドル)。まさに”マニーゲーム”ですね。調べてみるとこの4人とも米大リーグの最優秀投手の与えられる賞であるサイ・ヤング賞を獲得している名投手だ。田中投手はまだ25歳の進化中の若い選手。大リーグで一度も投げたことがないながらこれだけ評価されると当然相当なプレッシャがかかると思うが今シーズンの活躍からみても技術もそうですがそれだけの精神力もあるので大リーグでも名投手になるのは時間の問題でしょう。田中投手は年々安定した成績を残せていた。特にプロ7年目となる昨季、無敗の24勝、1試合平均1.27点しか相手に譲らない安定したピッチング、日本プロ野球の長い歴史の中で初めて無敗の最多勝を獲得して話題になった。チームも創設9年目で初のリーグ優勝と日本一になりました。田中は選手として最高の一年を締めくくってアメリカにわたることになる。
よく考えると、また、今までのポスティング制度の例と比較すると田中投手の移籍で一番悲しい思いをしたのは東北楽天イーグルスに他ないと思うね。20億円がプロ野球チームにとってどれだけのお金なのか詳細は分かりませんが、あらゆるニュースからみた聞いた内容で単純に考えると10万円の価値があるものを2万円で評価されるようなものなのでその差は大きいはず。たくさんお金を使ってやっと一人前に育てた選手を不有利な形で手放すのは日本的な考え方で非常にもったいないことだ。将来性のある有力選手達が次々に現れている。新ポスティング制度を時間かけてでも見直しをしないとね。
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