二酸化炭素排出量が人類史上最高レベルに達してしまった。次の計算式を解いてみてください。
1990=X%、2013=X+61%?
何の比較だと思いますか。これは、2013年と1990年に全地球で排出された二酸化炭素量の比較です。ラスト23年間で二酸化炭素の排出量が61%も上昇したということです。11月19日、グローバル・カーボン・プロジェクトが毎年報告するグローバル・カーボン・バジェット・レポートによれば2013年地球全体で排出された二酸化炭素量が京都議定書条約の基準年となる1990年当時の二酸化炭素排出量より61%上回った結果となった。前年度よりも2.1%増加(予想より0.5%低い値)という結果になり1年間360億トン二酸化炭素排出という過去最高値に達した報告された。報告によれば排出量が多い国は、中国(全体の27%)、アメリカ(14%)、インド(6%)、ロシア(5%)、日本(3.5%)など先進国や急成長を遂げる国々が上位に入っている。この結果から見れば経済の発展が今のところ大きく影響していることが簡単にわかる。
前年度の予想より低い結果になった原因は中国の経済成長が落ちたことにつながるという。過去10年間の平均上昇率2.7%と比べれば低い値になったが、原因となる燃料の使用を減らすか二酸化炭素排出量が少ない燃料開発や新型エネルギー発見に勤めないと全体的に上昇がさらに拡大すると予想しているという。
二酸化炭素排出量を世界人口又は各国の人口に割ってみれば一人がどれだけ量の二酸化炭素を吸って生きているのかという面白い数字も出るだろう。
そもそも二酸化炭素が増えるとどうなってしまうのでしょうか。我々、よく口にする地球温暖化の原因は二酸化炭素だと言われている。二酸化炭素が適量に存在すれば太陽の熱を地球表面から逃げるのを防ぐ働きもあるが、それが適量を大きく超えてしまえば上空に二酸化炭素の厚いくもができ熱を地球から出ない状態を作ってしまう。これが温室効果と言われているものでこれによって地球の温度が上昇する現象を地球温暖化と言っている。地球温暖化が進めば、海面の上昇や最近良く耳にする異常気象などを引き起こす。これにより生命体のバランスが崩れる恐れもあるとされている。現実問題として北極の氷が温暖化が原因で溶けており、氷を足場として生息する生き物が行き場所を失っている。温暖化が懸念されることになった時から二酸化炭素の排出量を減らそうという運動もありました。1997年に京都で開かれた会議で先進国の二酸化炭素排出量の削減目標が決定された。上記にもあります、京都議定書というものです。これによれば、日本は6%、アメリカは7%、EUは8%の二酸化炭素削減を目標とした。しかし、この運動のリーダ的存在だったアメリカでは車がメインな移動手段でありこの生活スタイル変えるのは難しいという理由で議定書から離脱。経済急成長を遂げる中国やインドは目標達成義務を果たせず大量消費も続いている。議定書は実際には白紙に近い状態だそうだ。
つい先日ある研究グループの発表で森林が地球全体で異常に減っているという事実も含め、環境問題は地球全体の問題でありこのままの状態を続けていくことは消して許されることではありません。世界中のいたるところに起きている国同士の小さい争いことより、各国が協力し合って取り組むべき最優先課題なんです。
さらに詳しい情報は下記のリンクにアクセスしてみて、自分の認識度を高めてください。
http://www.globalcarbonatlas.org/?q=emissions
http://www.globalcarbonproject.org/carbonbudget/13/hl-full.htm#FFandCement
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